「夜の12時までには寝ましょう!」と言ったのは、もちろん睡眠が人間(特に子ども)にとって必要不可欠なものであるからですが、実は他にも理由があります。
それは「区切り」です。
ではなぜこの「区切り」が必要なのでしょうか?
それは、勉強の効率と大きく関わってくるポイントです。
効率の良い勉強法というのは、個人差があるためすべての生徒に一律で伝えられないものです。
ですがひとつだけ、確かなことがあります。
勉強に重要なのは、集中力です。
保護者の方々、思い出してみてください。
学生時代、勉強している姿を全然見たことがないのに、やたらと成績が良い子がいませんでしたか?
ちなみに酒井の学生時代にも、そんな子たちはいました。
生徒会に入っていたり、部活動に人一倍励んでいたりするのに、なぜ私より成績が良いんだ!?と、当時はやきもきしていたのを思い出します。。笑
今思えば、私と彼らの集中力の差が、そのまま学力に反映されていたのでしょう。
私が「12時」という時間で一つの区切りを設けたのは、「長い時間勉強をしていれば良いんだ」と思っている子どもが意外と多いからです。
100回数学の公式を書いたところで、覚える気がなければ決して覚えられません。
しかし、絶対に覚える!と1回1回集中して書いた公式であれば、10回も書けば覚えられるものです。
同様のことが、時間でも言えます。
集中せずだらだらと勉強をしていても、そこから実りある結果は得られません。
それどころか、寝不足で翌日の授業では居眠り。。家に帰ってバタンキュー。。では、百害あって一利なしを地で行っているようなものです。